Sunday, March 22, 2009

Newman's Own


最近、何故か電子レンジで作れるポップコーンに執着してます。一時は大胆にポテトチップとアイスクリームを一緒に食べるなんて言う無茶なことしてましたが、やっぱり流石に怖くなって、カロリーの比較的少ないポップコーンならもっと食べられるから、かな。 唯一買うブランドは「Newman's Own」です。ご存知ポール=ニューマン夫妻が始めたチャリティー目的のブランドなのですが、最初はサラダドレッシングからスタートし、今では品目も随分増えてますよね。我が家では原則として既製品は買わないことにしてますが、でも買うんだったらやはり味が良くて好感の持てるブランドが良い。で、何故ニューマンさんなのかと言いますと、実は曰くがあるのです。

昔々、映画の事務所で働いてた時、ポール=ニューマンに会ったことがあるんです。 当時私の勤めてた編集室はブロードウェーにあるBrill Buildingの7階にありました。フロア全部借り切って、1年以上ひたすら編集だったと思います。彼はと言えば、その時同じビルの3階で Color of Money を編集してました。ある日、多分私の大ボスだったウォーレン=ビーティーを探してたのか、ふらりと立ち寄ってきたの。(キャ〜!ポール=ニューマンだぁ!!)でもボスは留守だったのでそう言ったら、 事務所の冷蔵庫の上に置いてあった Pepperidge Farm のクッキーの袋を見つけて、「これ今もらってっていいかな、あとで取り替えるから」と聞いてきた。こっちはもう、天下 のスターを間近に見られてぼ〜っとしてたから「いくらでもどうぞ!」 なんてしどろもどろに対応するのがやっとでした。 そんなことがあったのを忘れかけた頃、突然又ふらっとやってきて、「じゃ、これ。」 なんときちんと代わりのクッキーを持ってきてくれたんです。 なんて出来た人なんだろう!と感動してしまいました。それ以来ポール=ニューマンは単なるスターのみならず、尊敬できるスターとなったのです。

そのニューマンさんが亡くなったと聞いた時は、とっても悲しかった。なんか身近な人が逝ってしまったようにさえ思いました。残念です。 

スーパーでニューマンブランドの食品を見るたびに、ちょっと心がふわっとするのです。ニューマンさん、どうか安らかに眠って下さいね。

Ku Cake