Sunday, April 18, 2010

Red Velvet


魅惑的、と言う形容詞がぴったりのケーキだと思います。色(=真紅)、香りと味(=ほんのりココア)、それから食感(=しっとり軽い)、それが一緒になって、頬張った時思わず口が笑ってしまいます。



加えて、定番のクリームチーズを素にしたフロスティング。色(=淡いクリーム色)、味(=ほのかに甘酸っぱい)、そして食感(=なめらか)の組み合わせが、このケーキを引き立ててくれるのです。

Ku Cake

Saturday, April 17, 2010

Mike & Son Sharpening Service


この写真のナイフは、もう20年選手。最初に買ったのは基本的な組み合わせの chef's knife, boning knife, carving knife, それにparing knifeでした。そのうちsankoku knife, bread knife, cleaver,さらにもう一つ小振りの paring knife が加わって、現在のラインナップに至ってます。さすがにオリジナルのメンバーは、何回も研ぎに出したけにもかかわらず切れ味が悪くなってきてました。もうそろそろ引退かなぁ、なんて頭を悩ましていたのです。

数週間前の週末、買い物帰りにふと、なんか随分オールドファッションなトラックが向かいの道に止まってるのを見つけて、持ち前のアンティーク好き好奇心にかられてちょっと観察してみました。そしたら、これがなんと移動「ナイフ研ぎ」のトラックだったのです。なんでもブルックリン中あちこちを走り回ってるそうな。トラックの中は、大人ひとりが両側に並んだ作業台の間をようやく歩けるくらいの大きさ。内装の木のパネルは工具だけでなく、長年のホコリとグリースが積もってました。親父さんが研ぎ機を回し、息子の方はお客の接待。その狭い中、ブルテリアが3匹おとなしくお相伴で乗っていました。なんでも1941年以来から5代目家業なんだそうです。

家に飛んで帰り、すぐさま一番の古株を3本つかんで車にもどりました。「ちょっと前の人が終わるまで待ってて」と言われたけど、そんな事は全然気にしない。なんせ今まではNY市内の、それも1週間かかるサービスに出してたんだもの。待ち時間合わせて5分間、12ドルという嬉しいお値段の後、ナイフ達は新品同様にシャープになりました。「切れるから気をつけてよ」と言われたけど、でも切れない包丁のほうがよっぽど危ないんですよねぇ〜。

そんな訳で、Mike & Son がナイフお助け人になってくれました。この先彼らをどうやって見つけるの? って聞いたら,「電話下さいな」ですって。(212−365−4993)それでは又、よろしく。

Ku Cake

Sunday, April 4, 2010

Bunnies! Carrots!


眼をつけておいたキャロットケーキのレシピ、やっと試食することができました。結果は上々、見てくれも手伝って大好評でありました。

Happy Easter!

Ku Cake

Saturday, April 3, 2010

Gnarly Beets


毎年3月から4月の初めは、寒暖の差が激しいヨーヨー天気が続きます。そんな寒い一週末、ビーツのスープを作りました。何故突然作りたくなったのかなぁ、ビーツを見かけたからかな、それとも冷たい空気のせいかしら。もしかしたら、単に真紅色に憧れたのかもしれません。

Union Square Greenmarketで買ったビーツは、とにかくデカくてお世辞にもあまり見た目が良いとは言えない「野性的」な容貌をしておりました。普通見かける丸っこくてお行儀良いのとは大違い。いかにものびのび育ったであろうビーツ達を単に煮込んでピュレーではちょっと申し訳ない。敬意を表してコンソメ風のスープを作ります。

まずビーフのストックを作る事から始めます。骨付きの肉をスープ鍋に入れてひっくり返しながら15分程焼きます。全面軽く焦げ目がついたらば、水、半分に切った玉ねぎ2個、ベイリーフと黒胡椒を入れて、あとはゆっくり肉が骨からはらはら落ちるまでとろ火で煮るだけ.(ストックを作る時は、後で何でも使えるよう塩は入れない事にしてます)。それが煮えてる間にビーツを蒸しておいて、これで1日目は終了。

さて、上の写真が二日目の夕食となりました。ストックをお湯でのばし、塩胡椒で味をととのえたら、サイコロに切ったビーツを入れて熱くします。食べる直前にCrème fraiche か、サワークリームを一さじ添えると、クールな酸っぱさがちょっと甘みのあるスープの味を一層引き立てるのです。

ところで肝心の肉はどうしたか、と言いますと、冷凍庫で後の出番を待ってるんですよ。

Ku Cake