Wednesday, December 29, 2010

Snowed In: 2010 Christmas Edition


なんかこの写真、見覚えありませんか? うん、そうそう、これでしたよねぇ

ホワイトクリスマスにならないかな、なんて思ってたら、翌日(クリスマス第2日)に大雪が降った。いつものごとく隣にある小学校の駐車場からの吹きだまりで, 我が家の庭には最低80cm積もりました。

イヴの金曜日からずっと家に籠りきり、食事作ってパイ焼いて猫と遊ぶのに忙しく過ごしてたのですけど、ついに今日買い出しに外に出ましたらなんと!家の前の道がまだ雪かきされてない!左は今日の午後2時半頃に撮った証拠写真です。雪降ったのいつ?三日前?ニュースでは、市内のあちこちまだ雪かき車が到達していない所、特にマンハッタン以外の地域かなりあります、なんて聞いてたけど、まさか自分達のところが虐げられてるとは。これ、ほぼ2ブロックに亘ってるんですよ。過去にも何度か大雪はありましたが、止んでから三日間も雪かき車が来てない、というのはあまり記憶にありません。

とにかくどこにも行く予定も義務もなくて良かった。どうしても通勤、旅行しなきゃならない方、どうか気をつけて行って下さい。

Ku Cake

Tuesday, December 28, 2010

He Came in Peace...

夏の間裏庭で育ってきた子猫クン、とうとう晴れて我が家の一員になりました。

懐柔の作戦としては、まず餌付けから;家の中に餌の皿を置いて窓を空けておく、と言う事から始めました。入って食べてはくれるものの、食べ終わるとすぐ外に戻ってしまうので、家に居着いてくれるかどうかわかりません。そんな状態が続いてたある日、心細げな鳴き声だけが一晩中聞こえました。近くに居るであろうが肝心の姿が見えない。これは多分、隣の庭に居るんじゃないかと思って行ってみると、案の定仕掛けられてた檻の中でちっちゃくなってるのが見えました。この隣人は鳩の群れを飼っていて、過去にも猫を捕まえてはどっか遠くに「置いてくる」ので、その前に取り返そうと直談判に行きました。まだ正式に家の猫じゃなかったけど、こうなったらもう同じこと。

翌日に餌を食べに入ってきたところで、窓を閉めました。それ以来猫は外に出てません。ASPCA (http://www.aspca.org/)に手術と予防接種に行った以外は、ね。

気候があったかくなったらば、そのうち前庭に出してあげるよ。

Ku Cake

Saturday, November 27, 2010

Pumpkin Goodness


バターと卵と砂糖とクリーム。これらが入ったデザートが大好きです。とは言え、最近はこれらを使わないレシピも少しづつ練習中。何故かと言うと、焼いてあげたい人達のなかには結構vegan(卵、乳製品一切無しの草食人)、ナッツ類がアレルギー、それに乳製品が消化不良、などなど今までのレシピで焼いたのでは食べられない人がいるのです。そんな要望に応えたくて、でも味は絶対妥協せずにできあがるレシピを見つけたい。

このパンプキンケーキは、そんなレシピの一つ。バターを使わず、それでも軽くてしっとり。そのままでも充分美味しいですが、それにveganクリームチーズフロストを加えるともう止められない。試作品の評判も上々、晴れて今年からレパートリーに加わりました。

Ku Cake

Sunday, October 10, 2010

Autumn Baking


たぶん前にも書いたと思いますが、このリンゴケーキは私の一番のお気に入りなのです。パウンドケーキのレシピを探してる時に見つけたんじゃないかな。新聞から切り抜いたのか、それともPenzyのカタログからかしら?(何せこのカタログには、いわゆる昔なつかし家庭料理のレシピがどっさり載ってるんですよ)もとのレシピではシナモンのトッピングと一緒に焼くのですが、それをはしょって替わりにリンゴを刻んだのを混ぜて焼いてみましたら、わぁ、おいしかったこと! 一目惚れです。(一口惚れ?)それ以来いろいろな味や具を試してきました。ブルーベリー、いちご、杏、なし、アールグレー、抹茶、ラム&レーズン...まだまだ限りない可能性を追求していきます。

今回はひとつの大きなシートケーキに焼いてみました。りんごとクランベリーを生地に混ぜ、上には薄切りにしたりんごとなしをぎっしり並べて焼きましたら、ちょっと歯ごたえがあってうまく出来た。食べ尽くされる前に自分の分を確保しなきゃならなかったんですよ〜。

Ku Cake

Sunday, August 29, 2010

Peaches!



今年の夏は暑くて比較的乾いているせいか、いわゆる stone fruitと呼ばれる真ん中に大きな種があるフルーツがとっても美味しい。アプリコット、プラム、ネクタリン、そしてモモ、どれをとっても水気たっぷり、深い甘酸っぱさが口中に広がります。

夏の「焼く」デザートといえば、このPeach Crostataがお気に入り。クラストが5分ぐらいで混ぜられて、焼皿の底と側面に薄く押し付ければそれでもうオーブンに入れられるんです。普通のパイ皮とは違い、混ぜたあと休ませて、めん棒でのばして又、休ませる、なんて必要全く無し。このレシピはむかぁしむかしにNew York Daily News の記事(Arthur Schwartz筆)を読んで以来、毎年必ず一度は焼くのが定番になりました。

たまたま先週にちょっと涼しくなったのをこれ幸い、早速旬のモモで作りました。このままでももちろん美味しいけど、これにバニラアイスを添えるともうデカダンスの極みですね〜。(でもそろそろ止めたほうが体のためでしょう...)

Ku Cake

Sunday, August 8, 2010

More Bounties from Yard

このブルーベリーの木なんですが、実は15年前に植えて以来一度も実がならなかった。そこでこの春、もう少し日向の場所に植え替えたらばなんと! 新しい枝がどんどん出てきて、とうとうひとつかみ程のブルーベリーが集まりました。ボウル一杯にも足りませんが、朝のシリアルなどに少しずつ大事に味わいました。




この茶色っぽいトマトは"Cherokee Purple"と呼ばれる種類で、大きさは手のひらにすっぽりはまるくらい。主に週末にはトーストしたEnglish muffin にクリームチーズを薄くぬり、このトマトの厚切りとバジルも挟んだサンドイッチが朝ご飯でした。一緒に写ってるレタスは、毎日のお昼のサンドイッチに入れてます。




庭を共有してる大家さんは、殆ど毎年のように3種類の野菜を植えてます。トマト(大きさいろいろ)、ホットペッパー(jalapeno),それからキュウリです。毎朝水やるのは私なので、好きに穫って良いよと言われてるので遠慮なくもらってますが、今年はいつもより大豊作。もしかしたらたぶん、この暑さのおかげなんでしょうね。体には堪えるが、でも暑いのは暑いなりに恩恵があるものなんですね。


Ku Cake

Saturday, July 24, 2010

Foraging the Yard

我が家の庭に生える雑草は多々あり。雑草天国と化さないよう殆どは定期的にむしり抜かれてますが、いくつかの種類は大事に残されています。何故かと言えば、食べられるから。右側の葉っぱは、芝生の大敵タンポポです。左側に写ってるのはPurslane(スベリヒユ)と呼ばれるもので、Union Square Farmers Marketで食用として売られてるのを見つけるまでは別に気にも留めてませんでした。魚類に多く含まれるオメガ−3と言う栄養分が豊富なんだそうですよ。

これまた庭からとってきたトマトを合わせて簡単なサラダを作りました。みじん切りにしたにんにくと鷹の爪、オリーブオイル、米酢、塩胡椒を混ぜてドレッシングをつくり、ぶつ切りにしたトマトとスベリヒユに混ぜるだけ。美味しいんだけど、ちょっとにんにく強烈なのが玉にキズかな。仕事場に持ってった時は、他の人が終わって帰るまで待ってからお弁当箱を開けたのでした。

Ku Cake

Sunday, July 18, 2010

Gratuitous Kitten Pix

裏庭の子猫はだいぶ大きくなってきました。なんとなく責任感に追われて毎日2回、餌をやってるのだが、たぶんこの猫母子、自分達が「宝くじ当てた」ことわかってるんだよ。野良猫にとって餌と安全な場所の心配しなくても良いということは、たぶん生存競争からくるストレスを極端に減らすことになるのでしょう。

母親はさすがにプロの野良猫らしく、まだ用心しいしい威嚇しながらよってきます。子供の方もその威嚇の鳴き声を可愛く真似てはいるものの、いざ餌皿を見ると途端に駆け寄ってくる。これでは要注意のレッスンもあまり生かされてないですねぇ。

母親をNom Nom, 子猫をJumpyと私は呼んでいるのですが、彼らは「関係ね〜よ」と思ってるんでしょうね。

Ku Cake

Thursday, July 8, 2010

Hot Weather, Cold Noodles


あまりに暑くて、台所に立ってもいられません。

毎朝、その日に食べる食事を全部用意して仕事場に持って行ってます。朝食はシリアルかオートミール、お昼は適当にその時冷蔵庫に入ってるタンパクを使ったサンドイッチ、でも夕方食べるお弁当はちゃんと火を使った食事です。しかしながら、この35度プラスの暑さではなかなかガスを使う気になれません。でも使わなきゃならないから最小限に停めましょう。

そんな時は夏の代名詞、冷やし中華に限る。なんせ麺をゆでさえすれば、あとのトッピングは即興でなんでもござれ、季節の野菜を中心に加えていきます。野菜も生のままではなく、麺をゆでたお湯でゆがいておくとあまり「わさわさ」せずに沢山食べられる。良く使う具と言えば、今ごろではトマト、人参、ビーツ、ブロッコリーにカリフラワー、とうもろこし、それにオクラかな。トマトはもちろん我家の庭産。シソの葉も庭から穫ってきて千切りにしてふりかけます。麺にアルグラとかレタスを混ぜるとサラダ感が高まっておいしいよ。写真では冷凍エビを使ってるけど、ゆで卵だったり、肉団子であったり、魚の切り身や焼き肉であったり。タンパク質はいろいろです。

ありゃ、なんかまた食べたくなってきた...

Ku Cake

Sunday, June 27, 2010

Yard Update: June 2010

さて、ひと月後、庭は緑色が濃くなりました。cleomeとミントのおかげで、心配してたゴミ容器もすっかり緑のカーテンに隠れてます。手前に見えるhostasの花がそろそろ咲き始める頃。右よりに見えるプランターに植えたレタスは、毎日のサンドイッチに充分な葉っぱをつけてくれてます。

トマト第一陣はだいぶ実が大きくなってきました。お隣に植えたヒマワリは、太陽いっぱいのスポットでぐんぐん伸びてます。





cleomeの花を近くで見るとこんな感じ。間には、深い紫色のラベンダーも見えます。オレンジミントはとにかく育つのが速過ぎるくらい。だからこまめにちょくちょく切ってます。穫った葉っぱを傷つけて水に浸し、香りがついたらばライム汁と砂糖を少し混ぜて冷たくします。爽やかな夏の飲み物です。

まぁ、今のところ、うまくいってる。雑草が生え易い場所を意識して減らしたので、今年は草むしりもあまり苦になりません。これは正解でしたね。

Ku Cake

Sunday, June 20, 2010

To The Dad...


「母の日」に比べると、なんか「父の日」はあまりテンションが上がらないみたい、なんですが、めげないで下さいね。


Ku Cake

Friday, June 18, 2010

Rooftop Farm!


先週の日曜日、近所にある「屋上農場」で行われたコンポストの無料セミナーに参加しました。少し前にこの畑の存在を知った時から興味があったので、これ幸いと野次馬半分で行ってみたのです。





この建物は以前、AIR(Artists-in-Residence)でした。独立記念日の花火見物の最高の穴場で、住人だった友達に招待されて皆で屋上から「たまやぁ〜、かぎやぁ〜」と堪能してたものです。それが今はコマーシャルの撮影所、さらに屋上は小規模ながらもれっきとした農場に生まれ変わっていたのでした。街の真ん中、それも屋上の畑なんて突拍子もないアイディアだけど、なんか「合う」んです。数数の野菜が、マンハッタンを背景にすくすく育ってるのを見ると、なんか奇妙な満足感を覚えます。


鶏も飼われてるんですよ。

なかなかためになるセミナーでした。これで我が家のコンポストを始められます。なんか、台所と庭から出るもの殆ど使えるみたい。野菜、果物、卵の殻、コーヒーのかすとフィルターも、海藻(これは出ないなぁ)、紙ナプキンやペーパータオル(これは嬉しいニュース!)枯れ木、葉っぱ、などなど。穀物やパン類も入れられるんだけど、これらはネズミの好物でもあるので、あまりお薦めできないそうです。ならば雀や野鳥にあげましょ。

さて、いよいよ開始!

Ku Cake

Thursday, June 17, 2010

Faux Gras


いやはや、あまり出来の良い駄洒落になってませんが、大目に見て下さいませ。つまりはあん肝が大好き、と言いたかったのです。これ、まさに“海のフォアグラ”と言えるでしょう。

日本料理では、酒蒸しにして紅葉おろしでいただくのが定番じゃないかと思います。でも私は、これを薄く小麦粉にまぶしてさっとフライパンで焼いきまして、南蛮漬けにするんです。

あん肝の味はねっとり, ウニにも似たちょっと塩気のある甘いムースとでもいいましょうか。良く他のレバーにあるメタリックなほろ苦さはあまりありません。この一品は実は「うにパスタ」が食べたいなぁ、でもウニが無い、ということから始まりまして、じゃ、替わりにあん肝を使おう、それにイカも混ぜて思いっきりシーフードを食べちゃおうということでこうなりました。緑の野菜は、ブロッコリーラーベと薄切りにしたニンニクをソテーしたものです。仕上げに、ピクルスしておいたrampを添えました。

Ku Cake

Sunday, June 6, 2010

Kitten Dilemma


この子猫、可愛い過ぎる!

金曜の朝、裏庭で母親と一緒にいるのを見かけました。生まれて3週間ぐらいでしょうか、まだお乳が必要な時期です。ところがこの母ネコ、子猫(まだ性別不明)を置いてきぼりにして何時間も帰ってこないんです。インターネットで調べたら、2時間毎ぐらいに食べさせること、なんて書いてあるので、途端に心配になってしまいました。一体どうしたらいいんだろう? 介入するべきか、それともこのまま放っておくか?

近所には猫がいつも徘徊しています。屋外に出られる飼い猫もいれば、すっかり野生化した猫もいる。母ネコは明らかに後者です。と言う事は、この子猫も野生ネコとして大きくなり、これまた野生の子孫を作り続けるだろう悪循環の生涯を送る事になる。でももしちゃんとした家、餌、予防接種と去勢手術を与えてやれば、たぶん長いハッピーな生涯を送れるんじゃないかしら。それともこれは私達人間が勝手にそう考えてるだけなのか。

今はとりあえず、もう少し大きくなって自分で餌を食べられるまでは母親に任せる事にした。でも時期が来たら適切な行動をとれる準備をしています。

あ〜あ、子猫に気を取られて週末の予定がすっかり狂ってしまった! でも可愛いから、許す。

Ku Cake

Sunday, May 16, 2010

Getting There...
















5月はとても重要なんですよ。何故って、「一体今年は何をどこに植えようか」と決断の時期なんです。

今、家の庭はこんな感じ。多年草はもうすでにフルサイズにまで葉が伸びています。手前には二種類のホスタ(=和名ギボウシと言うらしい)が見えます。奥には、たぶんday lily の一種であろう、細長い葉がたわわ。これ、いつも早い春から葉っぱだけがぐんぐん伸び始めて、6月あたりにはでもみんな枯れてしまうのです。それが8月頃になると突然、幾本かの茎がそれこそ忽然と現れ、デリケートな淡い桃色の花をほんの2、3日だけ咲かせるのです。その他、この狭い庭に3本の針葉樹が植えられており、貴重な日陰を作ってくれてます。幾種かの「雑草」、ペパーミント、レモンバーム、アスター、しそなどは、場所を限ってですが抜かずにおいときます。

今年はとうとうコンポストを始める事にしました。毎年やりたいと思いつつ、でもなかなかそこまで手がまわらずに庭仕事の季節が終わってしまう、の繰り返しだったのです。これで野菜のくずを再活用できる!嬉しいなぁ。加えて、いつもトマトを植えてるところを今年は花とハーブ主体の庭にすることにした。この前庭の部分なのですが、あまり自由に植えられる場所が少ないんです。多年草や木が陣取ってるし、それに庭の真ん中にコンクリートの塊が埋まってたりする。で、この間古くなって捨てられたゴミ収集容器を見つけた時、もしかしてこれでカバーできるんじゃないか、とひらめいたのです。まぁ、今はまだ「ゴミ箱が庭の真ん中に半分埋ってる」としか見えませんがねぇ、あとひと月もすれば植えたローズマリーやオレンジミントがうまい具合にしだれてくれるんじゃないか、と、願ってるのですが。周りにはcleomeと言う背の高い花を植えました。

計画、庭掃除、苗購入、植え込みと慌ただしくも満足の数週末でした。でもこれからは、ひたすら育ってくれるのを待つのみ。ひと月ぐらいしたらまた写真を撮って、どんな具合になってるのかお見せしますね。

Ku Cake

Sunday, May 9, 2010

To The Mom...

with Love,

Ku Cake

Sunday, May 2, 2010

Au Naturel


Union Square Greenmarketが、盛り上がってきました。Ramps(行者ニンニク)が数週間前にお目見えしましたが、この異常陽気のおかげで早くも季節の終わりだとか。でも取って代わってアスパラが登場です。植え替え用の花やハーブがもう、あたり一面にお店を広げてるし、ついにルーバーブも出てきました。

そんな中、とにかく野菜を食べたくて、でも手はかけずに料理してみました。上記の行者ニンニク、皮ごと人参、それからユコン種ジャガイモをオリーブオイルと塩胡椒だけで、フライパンでゆっくりロースト。あ、それから去年穫ってドライしておいたthymeの花もぱらぱらと香り付けに。20分ぐらいでちゃんと焼き上がります。フライパンはそのまま火にかけておいて、バルサミコとRonnybrookガーリックバターを小匙1程加えてから、液体が半分程になり、とろりとするまで加熱します。出来上がったらそのソースを回しかけて、はい、終わり。

それだけ。これ以上シンプルな料理法は、ないでしょう。

Ku Cake

Sunday, April 18, 2010

Red Velvet


魅惑的、と言う形容詞がぴったりのケーキだと思います。色(=真紅)、香りと味(=ほんのりココア)、それから食感(=しっとり軽い)、それが一緒になって、頬張った時思わず口が笑ってしまいます。



加えて、定番のクリームチーズを素にしたフロスティング。色(=淡いクリーム色)、味(=ほのかに甘酸っぱい)、そして食感(=なめらか)の組み合わせが、このケーキを引き立ててくれるのです。

Ku Cake

Saturday, April 17, 2010

Mike & Son Sharpening Service


この写真のナイフは、もう20年選手。最初に買ったのは基本的な組み合わせの chef's knife, boning knife, carving knife, それにparing knifeでした。そのうちsankoku knife, bread knife, cleaver,さらにもう一つ小振りの paring knife が加わって、現在のラインナップに至ってます。さすがにオリジナルのメンバーは、何回も研ぎに出したけにもかかわらず切れ味が悪くなってきてました。もうそろそろ引退かなぁ、なんて頭を悩ましていたのです。

数週間前の週末、買い物帰りにふと、なんか随分オールドファッションなトラックが向かいの道に止まってるのを見つけて、持ち前のアンティーク好き好奇心にかられてちょっと観察してみました。そしたら、これがなんと移動「ナイフ研ぎ」のトラックだったのです。なんでもブルックリン中あちこちを走り回ってるそうな。トラックの中は、大人ひとりが両側に並んだ作業台の間をようやく歩けるくらいの大きさ。内装の木のパネルは工具だけでなく、長年のホコリとグリースが積もってました。親父さんが研ぎ機を回し、息子の方はお客の接待。その狭い中、ブルテリアが3匹おとなしくお相伴で乗っていました。なんでも1941年以来から5代目家業なんだそうです。

家に飛んで帰り、すぐさま一番の古株を3本つかんで車にもどりました。「ちょっと前の人が終わるまで待ってて」と言われたけど、そんな事は全然気にしない。なんせ今まではNY市内の、それも1週間かかるサービスに出してたんだもの。待ち時間合わせて5分間、12ドルという嬉しいお値段の後、ナイフ達は新品同様にシャープになりました。「切れるから気をつけてよ」と言われたけど、でも切れない包丁のほうがよっぽど危ないんですよねぇ〜。

そんな訳で、Mike & Son がナイフお助け人になってくれました。この先彼らをどうやって見つけるの? って聞いたら,「電話下さいな」ですって。(212−365−4993)それでは又、よろしく。

Ku Cake

Sunday, April 4, 2010

Bunnies! Carrots!


眼をつけておいたキャロットケーキのレシピ、やっと試食することができました。結果は上々、見てくれも手伝って大好評でありました。

Happy Easter!

Ku Cake

Saturday, April 3, 2010

Gnarly Beets


毎年3月から4月の初めは、寒暖の差が激しいヨーヨー天気が続きます。そんな寒い一週末、ビーツのスープを作りました。何故突然作りたくなったのかなぁ、ビーツを見かけたからかな、それとも冷たい空気のせいかしら。もしかしたら、単に真紅色に憧れたのかもしれません。

Union Square Greenmarketで買ったビーツは、とにかくデカくてお世辞にもあまり見た目が良いとは言えない「野性的」な容貌をしておりました。普通見かける丸っこくてお行儀良いのとは大違い。いかにものびのび育ったであろうビーツ達を単に煮込んでピュレーではちょっと申し訳ない。敬意を表してコンソメ風のスープを作ります。

まずビーフのストックを作る事から始めます。骨付きの肉をスープ鍋に入れてひっくり返しながら15分程焼きます。全面軽く焦げ目がついたらば、水、半分に切った玉ねぎ2個、ベイリーフと黒胡椒を入れて、あとはゆっくり肉が骨からはらはら落ちるまでとろ火で煮るだけ.(ストックを作る時は、後で何でも使えるよう塩は入れない事にしてます)。それが煮えてる間にビーツを蒸しておいて、これで1日目は終了。

さて、上の写真が二日目の夕食となりました。ストックをお湯でのばし、塩胡椒で味をととのえたら、サイコロに切ったビーツを入れて熱くします。食べる直前にCrème fraiche か、サワークリームを一さじ添えると、クールな酸っぱさがちょっと甘みのあるスープの味を一層引き立てるのです。

ところで肝心の肉はどうしたか、と言いますと、冷凍庫で後の出番を待ってるんですよ。

Ku Cake

Saturday, March 27, 2010

Spring Comes Running!


「乙女心となんとやら...」は秋の空と決まっているようですが、実は春の空にも当てはまるんじゃないかしら。

2週間前のUnion Square はまだまだ冷たい雨と風が吹き荒れて、がらんとしてました。そこここにぽつん、ぽつんと、ほとんど茶色一色の食べ物を並べた農家の人達が寒そうに立っている。私ら買い物客のほうも手はかじかんでるし、はく息はまっ白。お互いに挨拶は、早く春が来てほしいね、でした。

それから数日後の14日の日曜日、夏時間(Daylight Saving Time)が始まりました。まるで合図をまってたかのように重苦しい雲が分かれ、たちまち驚く程の強い日差しが照ってきました。皆一斉に冬服から脱皮です。さて、これですんなり春が来てくれるのでしょうか?

NYの春は、ほんとに気まぐれです。毎年必ず、3月終わりから4月の始めにかけて
「最後の寒波」がやってくるのです。それもいつも一番乗りの水仙が咲き始めてから、まるで春を待ちこがれる私達を意地悪く笑うかのように。今年も例外ではありません。暦の上でも春になった先週末は、なんと20度を超す陽気になりました。それが今朝は零下1度まで気温が下がり、水仙は霜柱にかこまれて寒そうに、それでもまけずに咲き続けてます。全くこの季節は冬服と夏服、両方をとっかえ引っ替え着るんです。これがこの先ふた月くらいは続くのです。

それでもrampsが出るようになったら、もう正真正銘の春ですよ!

Ku Cake

Monday, February 15, 2010

Heart & Chocolate


...ハート型のチョコレートクリームバニラケーキ



. . . ダークチョコレートガナッシュのチョコレートカップケーキ



バレンタインには、やっぱりチョコレート!

Ku Cake

Sunday, February 14, 2010

A Message in the Cup


Happy Valentine's Day...

Ku Cake

Saturday, February 13, 2010

Ice Sculptures






















マンハッタンにいるかぎり、水曜日の大雪は既に思い出の彼方に消えてしまってますが、一歩踏み出した周りの区では、まだまだ雪景色が残っています。日中に溶けてきた雪氷が夜中に又凍って、こんなきれいな氷の彫刻を作ってます。もう少しの間、楽しませてね。

Ku Cake

Wednesday, February 10, 2010

大根足(=daikon ashi)!!!


子供の頃から大根足、多分この先ずっと大根足。ずっとおつきあいいただくのならば、せめて格好の良い大根足を保つ事にいたしましょう。

以前に、"Mindless Eating: Why We Eat More Than We Think" by Brian Wansink, PhD (Bantam Books 2006)という本を読みました。その名を訳せば「無意識に食べる癖:思った以上に食べてしまうのは何故なのか」となるのでしょう。この本に書かれてる事は、ほとんどまぁ昔からうすうす感づいてはいましたが、ここではっきりと心理学に基づいて説明してくれたのです。かいつまんで言えば、「無意識のうちに食べる習慣」から「意識して食べる習慣」に替えることで、太らない食生活に変えていこう。それには、大それた変化よりも、すぐにできるちっちゃな変化の方が長続きするし、より効果的なのだそうだ。いいなぁ、そのアイディア!

そんな訳で、やってみましょう、ちいさな改革。2ヶ月近くだらだら続いた甘、塩、脂に満ちたホリデー食生活はここらで少しストップさせて、「何を」「いつ」「どれだけ」食べるかに気を配ることにいたします。簡単そう...だよね?

1)お腹が空いた時に食べる
私にとっては、だぶんこれが一番大きな改革だと思います。人間って皆、習慣に従って生きたがる。ひとたび日常の手順が決まってしまうと、なかなかそれから外れたがらない。食生活もそうですよね。でもその日によって例えばお腹ぐーぐーで目が覚める時もあれば、お腹一杯のまま起きる日もある。それをちゃんと聞いて、空腹ならばその時に食べる。そうでなければ後回し、空くまで待つ。簡単そうに聞こえるけどこれがなかなか難しい。起きたら朝ご飯食べなくちゃいけません、という声が頭の中にあるし、食べ物が目の前にあったらやはり食べたくなりますもんね。でもそこはぐっとこらえて、本当に食べたい時に食べましょう。幸い今の事務所は決まったランチタイムがないので、「需要(=空腹感)」と「供給(=食事)」のバランスを取りつつ「食べたい時に食べる」ことを実践に移すのは容易いのです。

2)口に入れるものをしっかり認識する。
これは単にお皿の上の食べ物を眺めるだけではなく、それが体内に入って消化吸収されることをも意識する、ということです。つまり、何を食べているかを知ろう。それがどこから来たのか、どのように扱われてきたのかを知る努力をする。そして何がはいってるか分らないもの(既製品)を食べる機会をなるべく減らします。だって、自分の体の中に入るんですよ。しっかり納得して食べましょう。

3)食後に果物。
去年10月のNYタイムズマガジンに"Rules to Eat By" という記事が載りました。これは"Omnivore's Dilemma" で一躍有名になり、今やアメリカ食生活論のguruとなった
Michael Pollanがまとめたものですが、その中に"Eat fruit at the end of meal"というのがあったのです。それを読んですぐさま思い出したのは、昔から母親が食事の後に季節のフルーツ、りんごであり、なしであり、いちごであったりしましたが、くるくると皮をむき、ちょんちょんと食べやすい大きさに切ってお皿に盛って出してくれた事です。考えてみれば、これは理にかなってますね。果物は消化を助けるビタミンが豊富だし、甘いから「すぐさまデザート」の欲求を抑えてくれる。そんなわけで、最近の食事はリンゴやみかんで終わらせています。チョコレートは、どうしても!と言う時にだけ齧ることにいたしましょう。

4)遅くに食べない。急いで食べない。
これは、実際に何時ということより寝る何時間前か、が鍵なんだそうです。だから私の場合は夜9時で食べるのストップ、最低2時間は空けておきたい。この時間だと消化サイクルも調節できてるみたいです。(あまり詳しくは説明いたしませんが...) 加えて、食べるスピードも落としています。上記1)と2)にも関わってくるけど、ゆっくり食べていればもうお腹が空かなくなった時も分るし、じっくり目と鼻と舌で食事が出来ますよ。

5)自分で作ったものを食べる。
これが全てをひっくるめたモットーです。既に実行していて特に改革ではありませんが、改めて、宣誓。

では大根足よ、これからもよろしく。

Ku Cake


Sunday, January 3, 2010

New Year Greeting


新年明けましておめでとうございます。今年はもっとブログ更新に励みたいと思います。どうかよろしく。

Ku Cake