Monday, April 13, 2009

Doing My Part


この厚紙でできた紙コップ帯、とでも言いましょうか、熱いコーヒーを火傷せずに持ち運びできる重宝なもの、ご存知ですよね。私も時たまちょっと息継ぎに外に出てコーヒーを買ってくるのですが、気がついたらこの「帯」が少し仕事場の引き出しにたまってきてました。一回きりじゃもったいないから、じゃあまた使おうかと思いついて、バッグにひとつ入れました。

先週の金曜日の午後4時頃、外の空気が吸いたくなって、近くのBryant Parkまで足をのばす事に。雨は止んでお陽様が顔を出し、あと数時間で週末だし、いかにもああ、コーヒーが飲みたいなぁ!と言う設定です。逆らわずにちょっと列に並んで、いつもの小サイズを頼んだ際、お金と一緒にこの「帯」を差し出したのです。そこでコーヒー作ってたお店の人、ちょっと驚いたような、何なんだこれは、とでも言うような表情を一瞬見せましたが、すぐに事情を飲み込んでくすくす笑い始めたんです。

「可笑しいですか?」「いやいや、可笑しくない!」「もしかして、これ使い回ししてるのは私がお初かしら?」「ええ、初めてです!」なんて、よっぽどおもしろかったのか、それとも健気な私の行動に感動したのか、その場で1割引きしてくれました。

あはは、これでますます気分が良くなった。ほんのちっぽけなことですが、でも「千里の道も一歩から」ですよね。Reduce, Reuse, Recycleですよ〜。

Ku Cake

Sunday, April 12, 2009

Blue Moon Fish






暦の上では3月20日から春となりました。でもNYではまだまだ体の芯まで冷え込む寒さが長引いています。そんな中で、これが来ればもう春!という恒例のイベントがあるのです。それは、私のお気に入りの漁師さん達、Blue Moon Fishの出店が市場に戻ってくることです。(http://bluemoonfish.com)


この出店に通い始めるまでは、魚と言えばもっぱらチャイナタウンかUWS (Upper West Side)のFairway スーパーマーケットで買っていました。チャイナタウンは量が多めな時、たとえばパーティーでshrimp cocktail を出したい時とか、普通の店では馴染みの薄いクラゲのサラダなんかを作りたい時に最適です。Fairway は午後の遅い時間に行って、魚の切れ端やらサイコロ切りにしたものをセールで買ったりしてたのです。味には変わりがありませんからね。

そこに登場したのがこのBlue Moon Fishでした。最初はちょっとおっかなびっくりだった。なんとなく近寄り難い雰囲気でした。でも勇気を出して一回、二回と少しづつ買っているうちに、旬のお魚はなんて美味しいんだ、という事を思い出させてくれたのです。値段はそりゃスーパーに比べれば少し高めかもしれないが、でもそれだけの価値がある。

今はホタテ、サバとタラをもっぱら味わっています。調理法はいたってシンプル、もっぱら野菜と一緒にソテーするのみ。海の塩気が効いているから調味料もあまり使いません。サバは、しめさばにできるほど新鮮ですので、ちょっと時間があって贅沢したい時に作ってます。

本当に新鮮な魚を味わっているうちに、スーパーで買う魚がちょっとプールみたいな匂い、塩素臭くなってきました。だから今では魚は殆どBlue Moon Fishからだけ。という事は、1年のうち3月末から12月半ばの9ヶ月が、我が家の魚のシーズンです。じゃあ、あとの4ヶ月はどうしてるのと言ったら、これはやっぱり市場で手に入る肉類になるのですが...このトピックは、又、別の機会にゆっくりと。

Blue Moon Fishの漁師さん、有り難う、おかげで私のHDL(善玉コレステロール)はずっと高くてお医者さんにも褒められています。

Ku Cake