Saturday, December 27, 2008

Baking for the Holiday


この写真は、オーブンから出て来たばかりの一口ブラウニー(brownie bites) が窓際で休んでいるところです。これらは、やがてはるばるヨーロッパと日本に渡る事になりました。

我が家のクリスマスは、お互いにプレゼントを贈り合うことはあまりなく、私ら子供だけがちょっとしたプレゼントをもらっていました。でもある年はすっかり、これはサンタさんから、と信じ込んだことを憶えています。うちの両親は私達ふたりに悟られずにプレゼントを置いていくのが得意だったようです。アパートであまりスペースもなかったので、クリスマスツリーは手描きでした。晩餐のメニューは、いつも同じリクエスト:ローストチキン、コーンスープ(何故なのか、すごく好物でした),それにマッシュポテト(「第三種接近遭遇」に出てくるようなタワーを作った事、憶えてます。木のつもりのパセリまできちんと飾ったりして)。アメリカに移ってからも、クリスマスのお祝いはあまり変わりませんでした。ただ、ツリーは本物を飾ってたっけ。

そういう地味なお祝いで育って来たものだから、未だにプレゼントの交換はしてません。でも何か焼いて贈りたかった。で、たぶん一番頑丈であろうこの一口ブラウニーと、定番のチョコチップクッキーを選びました。クッキーも、なるべく壊れないように半分の大きさで焼きました。これらをcandy caneと Ghirardelli製の "peppermint bark square" チョコと一緒に缶に入れて出来上がり!

まぁ、送り代がプレゼントそのものになっちゃったみたいだけど、でも送ってもらった姪っ子の嬉しそうな顔の写真を見たら、良かった、と思いました。

来年まで、頑張ってくれたオーブンもちょっとお休み。でも頭の中では既に、次の機会を考えたり(バレンタインデー、かな?)レパートリーを改良、拡大する案をあれこれ練っております。

では、皆様どうか良いお年をお迎え下さい。

Ku Cake

Saturday, December 13, 2008

Chocolate Lover's Dream


この間、友達から何か焼いてくれと頼まれました。条件はひとつ:「チョコレートが欲しい!」それで、こんな詰め合わせを作ってみました。ぎっしりの箱の中は、定番チョコチップ&ピーカンクッキー、カルアブラウニー、それにガナッシュで飾られたチョコレートケーキが仲良く詰められています。後で聞いたら、あっという間になくなっちゃったよ、との報告をいただきました。

これ、私も食べたいな〜、自分のも作れば良かった...

Ku Cake

Friday, December 12, 2008

Ginger and Spice


Thanksgiving =パンプキンパイ。では、クリスマス=何だろう?と考えてみました。するとやはりジンジャーブレッドでしょう。実を言えば、この濃厚な真っ黒砂糖と生姜の効いた味の組み合わせはあまり食べて育った覚えがないのです。それが、ドイツでクリスマス前に出回るレブクーヘン(Lebkuchen)と言う、甘いながらもちょっとピリっとくるケーキににすっかりはまってしまいました。

そんな訳で,アメリカ版のレブクーヘンとも言えるジンジャーブレッドのレシピを探していたんです。で、やっと見つかりました。最初のサンプルは一応レシピに忠実に焼いてみて、どんな感じか試します。毎度のごとく、友達や同僚達に味わってもらいました。(みんな喜んで実験台になってくれて、ありがと!)ちょっとスパイスがきついんじゃないかと心配でしたが、そんな事はない、”もっとジンジャーが効いてても良いよ”との意見が多数でしたので、オリジナルから改良した私独特のレシピができました。これを焼いた日は、シナモン,クローブ、ジンジャーと黒胡椒のとっても良い香りが一日中キッチンに漂ってました。又焼く機会が待ちどうしい!

Ku Cake

Saturday, October 4, 2008

Hurry, hurry!


秋分の日が訪れる以前から、NYの気候は目立って涼しくなりました。庭のプチトマトが、ちょっとかわいそうなんです。だってきれいな赤や黄色、そして微妙に違うオレンジ色に変わるには寒過ぎるから。でもトマト達よ、頑張って! 応援してるから!

Ku Cake

Tuesday, July 1, 2008

Getting to Know You...


まだGreenmarketに通い始めて間もない頃は、良く見知らぬ果物や野菜に出くわしたものです。このルーバーブも、そんな野菜のひとつ。もちろんルーバーブパイという物があるとは聞いてましたが、はてそのルーバーブはどんなんだろう? たぶんスモモのような形の果物を想像してたんでしょうが、実際は真っ赤なセロリのような野菜なのでした。

毎年私は、何か一種類の野菜なり果物なりを選んで追求してみます。要は、沢山買ってきて、いろいろな料理法を試して味に親しむというもくろみなのです。ルーバーブは、2001年の「年女」ならぬ「年野菜」でした。ルーバーブパイ、ルーバーブのジャム,それにたまたま見つけたルーバーブケーキのレシピは、同僚から何度もアンコールをいただきました。ポークやチキンに添えるソースを作ってみたりもしました。クランベリーのソースが七面鳥がメインであるThanksgivingの食事につきものならば、ルーバーブだって肉に合う筈だ、と確信して。他には、ジャムをchèvre(ヤギのチーズ)と一緒に食べてみたり、アルグラサラダのドレッシングなんかも作ってみました。

ルーバーブのとにかく酸っぱい味は、ちょっと万人向きではないんです。その酸っぱさも、レモンなどとは又少し違って,なんとなく重みのある「大地」という感じの酸味です。さて、今年はルーバーブ&苺のジャムを作りました。これを自作のバニラケーキに塗って食べると、お〜いし〜。

Ku Cake

Sunday, June 15, 2008

Emerald Green Gems


振り返っててみれば、まだ小さかった頃はこの宝石のような豆が温かい季節の訪れを告げてくれていたように思います。何十年も前の話、典型的な郊外で育った私には、今では顔見知りになったアスパラガスや行者ニンニクなんて見た覚えがない。近所で栽培されていた他の野菜、たとえば春葱、さやえんどう,ほうれん草なども確かに食べていたのでしょうが、何故か印象に残っているのはグリーンピース。これが食卓にのぼると、あぁ、今までの暗い冬の色から、鮮やかなエメラルドグリーンの季節に移り変わるんだ、と。

よく母親に、豆ご飯を炊いてくれとねだったものです。今でも豆ご飯と聞いただけで、ご飯と豆の一体になった柔らかな感触、それにちょっぴり塩気のある甘さが口に広がってきます。

そんな訳で,早速作りました。家には白米は置いていないので、邪道だと怒られるかもしれないけど玄米を使いました。1:1半の割合でお米と水を鍋に入れます。(炊飯器は持ってないって言いましたっけ?)そこに塩をふたつまみ程、そしてグリーンピースも入れてしまいます。あとは普通に炊くだけ。沸騰してきたら火をできるだけ小さくして、30分で出来上がりです。

嬉しい事に、グリーンピースは冷凍するのに最適です。去年は5カップぐらい冷凍しておいて、冬の間中、ちょっと緑が欲しい時に重宝しておりました。

Ku Cake

Saturday, May 17, 2008

Sweet and Tangy


小さなタルトを作ってみました。初夏になって季節のフルーツがGreenmarketにあふれる前に、練習しておきたかったのです。最初は、いつものパイ生地レシピで焼いてみました。ひとつひとつの小さな型に収まったパイ生地を、まず空焼きします。そしてフルーツの中味を詰めて、さらに焼き上げるのです。アップルタルトは、まず満足の出来。でもフルーツタルトのほうは、果汁が多いせいか、ちょっと真ん中が生焼け状態。型から出そうとすると見事に崩れてしまいました。うーん、これはまずい。味の方は完璧に美味しいのですが、とにかく壊れにくいレシピを見つけないことには、どこにも持っていけない。

そんな時、昔, ICE (Institute of Culinary Education)で取ったパイとタルトのクラスの事を思い出しました。そこで習った生地のレシピには、卵が入っているので、きっと持つのではないか? 早速トライしてみたらば...やった!成功です。

我ながら大好きなデザートができました。早くもイチゴ、ブルーベリー,サワーチェリー、桃にスモモにネクタリン、に思いが馳せるのです。

Ku Cake

Tuesday, May 6, 2008

Hurray for the Greens!


毎年、春はramps (行者ニンニクと言うそうです)が姿を現して本格化してきます。それにすぐ続くのが、アスパラガス。でも今年のGreenmarketはでは、両者一斉にお披露目をしました。まさに2倍のおいしさ!です。

これらのゴージャスな緑の野菜があれば、不味い食事は「不可能」。私はもっぱらフライパンでソテーに凝っています。オリーブオイルを引いて、調味料は塩こしょうだけ、ざく切りの野菜をちょっと焦げ目がつくぐらいまで火にかけます。同時に鶏肉や魚を一緒のフライパンで焼けば、すべての味がなじんでおいしくなります。お皿に盛ったら、急いでバルサミコでディグレイズし、タイムをふりかけて即席ソースも作ります。手間がかからず、簡単ですがなんとも美味な夜のお食事を満喫しています。

ちょっと根っこのふくらんできたrampsを手に入れた時は、ピクルスにしてしまいます。らっきょうのつもりで。私にとっては「rampsがありすぎる」ということは、まず、あり得ないのでありました。

Ku Cake

Tuesday, April 1, 2008

I Got Made.


今,興奮で震えてます。近所のお店から、初めて定期的なオーダーが入りました。

ひと月ほど前、郵便箱に入っていたチラシを見つけて、ちょっとこのお店に行ってみました。日曜の午後、買い物ついでに。お店は、どちらかと言えばカフェよりもデリに近い感じ。サンドイッチ、パン、冷たいドリンク、ポテトチップやその他もろもろのスナック類などが売られてます。

クロワッサンやマフィンがショーケースにおさまり、あとはクッキーがカウンターの上に見えました。でもそれだけで,あんまり充実してるとは言えませんな。そこで。思い切って自己紹介してしまいました。「私、ケーキを焼くのが好きなんですけど、ここで置いていただけませんか?」カウンターのお兄ちゃんが、「もちろん!オーナーに言っておきますよ。」と言ってくれた。なんでも店の奥にもう少しテーブルとか椅子を置くスペースを作ってる最中だとか。お兄ちゃんにメアドを渡して帰りましたが、なんか頭がくらくらしてた。翌日オーナーと話して、週末までにサンプルを焼いて味見してもらうことになりました。

さて、何を焼いたら良いものか? これは重大ですよね〜。早速友達にアドバイスを頼みました。アップルパイ? う〜ん、たぶん切り分けるケーキやパイは、あんまり向かないんじゃないかな。テーブルはあるものの、お皿とフォークで優雅にいただく、というようにはなってませんから‘運び易さ’が鍵だと思いました。では、クッキー?なんですが、どうやらオーナーの彼女がクッキーを焼いてるそうなんで、それじゃ避けるのが無難ですよね。そこで、去年のホリデーで何が好評だったかも参照して、ついに決めました。チョコレートケーキ,アップルとクランベリーケーキ、ブラウニーと、ミニピーカンタルトです。

結論として、納品を始めて4週間になります。お金は微々たるものですが、精神的にとってもプラスになってます。

それから、友達の家に遊びに行った時、マックス君が即座にこの「Baker」賞状を描いてくれました。(よ〜く見て.一番下にちっちゃく名前が書いてありますよ。)

Ku Cake

Wednesday, March 19, 2008

The First Day of Spring


明日は,春分の日。まだまだ風は冷たくて、なかなか冬のジャケットが手放せません。でも春の兆しはどこにでも見られます。‘サマータイム’に切り替わったおかげで、明るい時間がどっと増えました。家の庭のミニ水仙のつぼみも、だいぶ膨らんできて、色も濃い緑から白いものに変わって来ています。そろそろ咲くでしょう。その後に続くのが、ヒヤシンスとチューリップ。Greenmarketでも、花屋さんが随分増えて、通るたんびに色鮮やかになってきました。

この冬は、アップルパイがなんと言っても一番の人気でした。でも春になったので、アップルとクランベリーがたっぷり入ったケーキを焼いています。りんごはほとんど一年中買えるので、このケーキはいつでも焼いて楽しめます。けれど、このしっとりした、ほのかに甘酸っぱいケーキは、なんとなく春の訪れと供に味わいたいと思うのです。

もちろん、それもルーバーブが出てくるまで、ですが。

Happy Spring!

Ku Cake

Friday, February 1, 2008

My Trusty Tote Bags


布製の買い物袋を持って歩くのが「おしゃれ」になってきたようですが("I'm Not A Plastic Bag"のバッグ、覚えてます?)私はずっと前から、何処に行くにもこの頑丈なバッグと一緒でした。

何故かといえば、まずビニール袋が嫌い。そして頻繁に使い始めたのは、週三回のGreenmarket’お宮参り’を始めたからです。だって一度に5ポンドのグリーンピース、3ポンドのズッキーニ,3ポンドの桃、加えてトウモロコシを6本など運ぼうと思ったら、この大きなトートバッグかバックパック、もしくは手押し車が要りますよ! 全く、寛容な上司に恵まれて良かった。事務所にとにかく諸々の食材を持ち込んでいたのですから。同僚は、開けてびっくり冷蔵庫に尾頭つきの魚と遭遇して笑ってくれたかしら、それとも恐れおののいたかな。でもそんな事にはとらわれず、私は満杯のバッグを眺めては幸せな気分に浸っていたのでした。葱坊主ならぬニンニクの‘坊主’付きを何本かまとめて持ち歩く時は、特に気分爽快。バッグに入りきらない長い葉っぱが風にたなびいて、まるで戦国時代の武士がお家の旗を背中にしょって出陣するがごとく、です。

Whole Foodsのお店では、自分の買い物袋に詰めると僅かながら払い戻しをしてくれます。さらに最近の報道で、今年の四月いっぱいでビニール袋を廃止していくと聞きました。これは喜ばしいニュースです。ビニール袋を溜めるのが嫌なら、それをもらえにくくすれば良い。もしくは一歩進んで、欲しい時はお金を払うようにしたら良い。そうすれば、気軽にビニール袋に手を延ばす前にちょっと考えるようになるでしょう。

Ku Cake

Sunday, January 27, 2008

Oatmeal & Seaweeds


ちょっと変に思われるかもしれませんが、私はオートミールをこうして食べます。

昔から、オートミールは体に良いと言われてますよね。コレステロールも下げてくれるし、朝食に必要な炭水化物と繊維質がたっぷりとれる。それに、暖かいというのも嬉しい。だからオートミールは「是非とも朝ごはんに食べたいもの」のひとつでした。ただ一つ、難関がありました。あの味がどうしても好きになれなかったのです。

オートミール自体には、はっきり言って味はない。普通の人は、黒砂糖だとかメープルシロップだとかの甘みを加えて食べられるようです。さて私も、バナナやフルーツを入れて少し甘くしたシリアルを、冷たい牛乳でよく食べます。それに、あったかくて甘いマフィンはもちろん大好き。(朝から’カップケーキ’というのは気が引けるので、わざわざ呼び名をかえてるわけですよね。)しかし、あのオートミール独特の食感が暖かさと甘味と一緒になると、どういうわけか、ダメなのです。理屈でなく、唯一感情的にのみ、ついには嫌悪感すら覚えてしまうのでした。何度も乗り越えようと努力の甲斐もなく、もう諦めかけていました。

でも、ある日突然ひらめいた! オートミールは、結局はオート麦の’お粥’です。私はお粥や、特におぢやが大好きです。それなら、オートミールを甘くせず、塩味で作ったらええじゃないか?

朝は忙しいので、調理時間の比較的短いQuaker Oats Quick 1-minute oatmealを使います。(お湯を注ぐだけのインスタントは、避けましょう。)まず、ボウルにオートミールと水を入れ、つゆの素を混ぜて1分くらいおいておきます。祖母がよく「海藻食べれば髪の毛ふさふさ黒々になるよ」と言ってましたので、海藻をなるべく食べたい。そこで、干したワカメやヒジキ、昆布等をふりかけると、待ってる間にもどって丁度良い。グリーンピースやトウモロコシなど、これまた小さくて調理がさっとできる野菜類も良く入れます。ショウガのすりおろしなども混ぜますと、味がぐんと深まります。タンパク質が欲しい時は、生卵をのせて。(でも、チンする前に黄身を破ってくださいね。)その時々で調理時間は少し違いますが、普段はこういう具合:High温度で、まず2分間。かき混ぜ。又Highで1分間。かき混ぜ。それから40秒くらい調理して、好みの出来ぐあいにします。めでたしめでたし、オートミールが食べられるようになりました。

"Think Outside the Box", つまりは、固定観念にとらわれず、と言う事ですね。

Ku Cake

Friday, January 11, 2008

Diet? What Diet?


年が明けると,巷で共通の話題はやっぱりダイエット。TVを見ているとその手のコマーシャルが氾濫、「この薬でお腹の脂肪がみるみる減少します」とか「お宅に配達される食事を食べるだけ」などなど。別に効き目がどうとかを議論してるわけではありません。実は私だって昔,Slim-Fastで急激減量をもくろみたことがあります。要点は、自分にあった方法で減量できたら、それを維持するために今度はいかに食生活を変えられるか、ということなのです。

長期的に考えてみて、どうですか? 得体の知れない”魔法の薬”を飲み続けますか? ずっとこの先配達された食べ物だけで暮らしていけますか? 私は、ご免こうむるなぁ。まず何よりも、自分の体に入れる物はちゃんと知っておきたい。だから食事の材料は買うけど、出来合いの食べ物はなるたけ敬遠しています。それに、食べるのなら自分の味付けで食べたい。アメリカに来て以来、ここの味付けはずっと不満でした。甘過ぎたり,塩から過ぎたり、味付けが足りなさ過ぎたり。でも自分で作れば、いつも満足する食事となる。考えてたのと違う味になったりした時は、かえって新しい味を発見したみたいで嬉しくてたまらない。

私のダイエットは、幅広く八分目。そりゃもちろん時々は美食、過食にふけることもありますよ、仙人ではないのだから。でもその後でバランスを取り戻したいな、と思ったときは,このトマト味ベースの野菜のスープを作ります。冷蔵庫に入れておけば何日ももつし、このスープをもとに簡単な食事がいろいろ作れるのです。レシピは、昔友達が送ってくれた、名付けて”脂肪分燃焼スープ”。あの頃はまだクリームと油が主な材料とでも言う、‘グリーントマトのフライ’などを一緒に作ったりしてました。いや、恐れを知らぬ若さの至りだったなぁ。

材料一覧:green onion6本、scallion一束、ピーマン2個、28ounces缶詰トマト(ホールでも刻まれたのでも可)、セロリ一束、キャベツ半個、V−8ジュース一缶、それからリプトンかクノールのオニオンスープミックス、1パッケージ。野菜はざく切りにし、全ての材料を大きなスープ用の鍋に入れ,水を被さるまでいれて煮込むだけです。

夜、疲れて帰って来て、何か食べたいけどお腹いっぱいにはしたくない、と言うときにぴったりのスープです。朝食用のシリアルを食べる人も結構いるらしいが,私は、これ。ネギ科の野菜は体の抵抗力を促進してくれる、トマトには今注目のライコピンがたっぷり、そしてキャベツは昔からお腹の調整に良ろしい、このスープを何日か食べると、なんか体が軽くなってくるような気がします。

この食生活一般については、まだまだ言いたい事がたくさんある。追々書いていきますよ。

Ku Cake

Tuesday, January 8, 2008

Christmas Extravaganza

新年明けましておめでとうございます。ちょっと遅れましたが、ご挨拶。

ク リスマスのお祝いは毎年、イヴに始まります。いつもアペタイザーは yellow pea soup (黄色豆のポタージュ)、何時間もふつふつ煮込んだので、すっかり美味しく濃くなってます。メインは roast carp (鯉のロースト)。Polishの多いご近所なので、前日からあちこちで生きた鯉を売りにきてくれます。だからChinatown まで行かなくても大丈夫。付け合わせには、キャベツと人参をひたすら細かく刻んだサラダと、やっぱりホリデーだからマッシュポテト。デザートはアップルパ イでした。

翌日のクリスマス には、久しぶりにお友達をディナーにご招待しました。メインは何にしようか,散々迷った末に、鴨のローストに決定。二人ならチキンで済ませるところです が、せっかくのお客様にチキンはちょっと普段着過ぎるかなぁ、ガチョウや七面鳥は大き過ぎて、練習不足だから出来上がりが心配だし。そんなわけで、大人4 人と子供一人分,丸ごと一羽にもも肉を何本か足して焼く事に。充分時間を見たつもりだったのが、なかなか焼き上がらなくって、ちょっとパニックしてしまい ました。即席のアペタイザーをいくつか作って、我慢してもらいました。それでも、おいしく焼き上がったので一安心。付け合わせには、ローストしたポテト、 ビーツ,ブロッコリーと、ちゃんと野菜もとりました。

膨大な量のleftoverが出てしまい、その次の日は、’残り物片付けディナー’と称して 別の友達に応援で来てもらい、三人でワインを飲みながら次々に終わらせました。鴨は、そのころにはすっかり解体済み。肉は食べやすいように小さく裂いてお き、小分けにして冷凍。骨はお鍋でとことん煮込んで、おいしいスープが取れました。これも一部を除いて冷凍庫へ。大晦日の年越しそば用に、一部は冷蔵庫に いれておきました。

年も明けて、少し食生活を正さなくては。今年の目標も「食べるものは自分でつくる」です。早く春になって、ローカルの野菜が食べたい!

(オリジナル英文2008年1月5日付け)
Ku Cake

Toshikoshi Soba - The End Of Year Meal


もう大分前から、”年越し蕎麦”が我が家での大晦日の夕食と決まっています。私は怠慢でおせち料理までは手が回らないので、これぐらいはせめて作りたい。来る年の健康と長寿を祈ってお蕎麦をすすります。

お蕎麦は、昔から私の大好物でした。麺類のなかでも、特にあの独特なナッツに似た風味と爽やかさを残す口あたりが好きなのです。いなかが手打ち蕎麦で知ら れる出雲地方にあった、と言うのも好きになった一因かもしれません。夏休みに訪ねると、祖母がいつもその日にできた手打ち蕎麦を沢山用意して待っててくれまし た。食べ方は至って簡単。蕎麦,つゆ、その上に山盛りの細かく切った海苔。とにかくおいしくて、何杯もおかわり。一生これだけ食べててもいい、なんて思っ ていたものです。今は残念ながらあまり手打ちのお蕎麦を食べる機会もなく、パックに入った乾燥の麺を使わざるをえません。それでも熱いお蕎麦をすすってい ると、想い出だけは変わらずに浮かんできてくれます。

年が明けました。今年も、おいしくなりますように。

(オリジナル英文2008年1月2日付け)
Ku Cake

Show and Tell! Part 4


普段はあまりデコレーションに凝らないのですが、ホリデーならばちょっとお洒落しましょ。チョコレートのカップケーキを、雪景色になぞらえてバタークリームで飾ってみました。どちらかと言えば子供向けかな。おとなの味がお好みなら、ガナッシュが良いと思います。

これでやっと全部の味見が終わって、いまだにシュガーラッシュの興奮状態です。

これら皆様のお口にも合いますように。あったかくしてお過ごしください。

(オリジナル英文2007年12月6日付け)
Ku Cake

Show and Tell! Part 3



あぁ、ブラウニー! このカルアブラウニー(写真左)は、とにかくデカダンス。コーヒーの風味が下地となって、ふんわりとしたケーキと濃厚なファッジの合間のような口当たりがおいしい。それを楽しむため、ナッツは入れませんでした。

右の写真は、ジャンブル。アイスボックスクッキーとも呼ばれるもので、子供時代を思い出して作りました。ホリデーの季節にいろいろな味の攻撃に疲れてしまったら、是非これを。素朴で懐かしくて、ほっとします。このレシピは、母親から譲ってもらった古いお菓子の本、私達は「青い本」と呼んでいましたが、それから作りました。覚えてたのと同じ味がした。

(オリジナル英文2007年12月6日付け)
Ku Cake

Show and Tell! Part 2


お気に入りのクッキーたちです。長年ずっと焼いてきて、沢山の友達や同僚たちに味わってもらった保証付きです。

一番右にあるのが、チョコレート&ピーカンクッキー。もしこの先クッキーは一種類だけしか作っちゃいけない、と言われたらば、迷う事なくこれを選びます。元々は、Toll Houseのチョコチップに付いてくるレシピから始まったのですが、少しずつ自分の好みに変えていって、今のレシピができあがりました。

真ん中は、Mexican Wedding Cake, またはRussian Tea Cookieと呼ばれるクッキーです。材料は小麦粉、バター、砂糖に、細かく刻んだピーカンです。でも出来上がったクッキーは、そんなシンプルな材料からできたとは思えないほど。もしかしたら、プロセッサーを使わずに包丁でひたすら刻んだピーカンがその秘訣なのかもしれません。バターの風味と、かすかなシナモンの香りがアクセントのクッキーです。

左にあるのは、ホリデースペシャルで焼いた、クランベリー&ジンジャークッキー。少しケーキっぽい口当たりで、季節のクランベリーの酸っぱさとショウガのぴりっとした後味がなかなか爽やか。

(オリジナル英文2007年12月6日付け)
Ku Cake

Show and Tell


先週は、ずっと忙しかった。味見と写真用のパイやクッキーを焼いていたのです。Thanksgivingもとうに過ぎ去り、カレンダーは12月にはいってしまいました。年の瀬のホリデーに向かって、準備態勢です。

最初に、まず、新たなパイのお知らせ。これは、シンプルで私の大好きな梨のタルトです。シナモンシュガーを振りかけてじっくりと時間をかけて焼かれた薄切りの梨たちが、口のなかでとろけます。ちょっと生クリームをかけてみて食べるのが、私は好き。(ホィップするのが面倒なので...)

(オリジナル英文2007年12月6日付け)
Ku Cake

Greenmarket in winter


Thanksgivingのお休みが過ぎると、さすがのユニオンスクウェアーでの市場もガランとしてきます。何軒かの農家の人たちは、そろそろ終わりに近づいた冬の緑野菜(ブロッコリー、芽キャベツ、ケールやマスタードグリーン、からし菜とでも言うのかしら?)をまだ持ってきてくれていますが、やはり全体的なトーンは、土の色。そんな景色を見ていると、トマトやレタスが年中買えるスーパーのなかった時代には、冬と言えばこんな感じだったのだろうな、なんて想像を巡らしたりしています。

家の食卓も、冬の間は緑が少なくなってちょっと寂しい。でも今だから食べられる野菜たちをエンジョイしながら、春の訪れを告げてくれるrampsを夢見ていましょう。

(オリジナル英文2007年11月26日付け)
Ku Cake

After the frenzy


毎日一切れづつ食べていたアップルパイが、なくなりました。丸一週間かかった、でも8切れ取れるのに何故7日間? それは、初日にあんまりおいしくて、つい2切れ食べてしまったから...満足の極み。

結局パイを9つと、10ダースのタルトレットを焼いた事になります。土曜日から水曜日の朝(Thanksgiving Dayの前日)まで、オーブンはフル回転。それに材料の買い出しと焼くまでの準備も加わり,配達が終わったのは水曜日の遅い午後となりました。パイを試してくださった皆様、どうもありがとうございました。気に入ってくだされば幸いです。私は、作っている間ひとつひとつの過程がとても楽しめました。パイ皮をのばしている時,りんごを刻んでいる時、それに出来上がり間近のどきどきする瞬間、とにかく手間がかかりましたが、オーブンから出てくる嬉しそうに焼け上がったパイやタルトを見ていると、疲れも眠気も吹っ飛んでしまいます。

今日は、私もオーブンもお休み。明日からは、12月には何を焼こうか、またプランを練りましょう。

どうか、良いThanksgiving Dayでありますように。

(オリジナル英文2007年11月22日付け)
Ku Cake

Let the baking begin!


ようやく、パンプキンタルトレットの写真が撮れました。ちっちゃいけれども、口に入れれば幸せな気分になるのは請け合いです。ちょっとお茶にいましょうか、焼くのに忙しくなる前に。

(オリジナル英文2007年11月16日付け)

Ku Cake

Monday, January 7, 2008

The Season of Pies











風が冷たくなってくると、パイが焼きたくなりますね。今年のThanksgivingホリデーは、定番三種類、アップルパイ、パンプキンパイ、それからピーカンのタルトを焼きます。

深いダブルクラストのアップルパイは、グラニースミス、ノーザンスパイ、それにコートランドりんごの組み合わせで、甘酸っぱさとやわらかさが程よく仕上がりました。

パンプキンパイ抜きのThanksgivingなんて、想像できます? カボチャの風味とクローヴのほのかな香りがとろけるようで,我ながら、おいしい。

でも、何と言っても極めつけはピーカンタルト。つまみやすいように、二口サイズのタルトレット にしました。小さいながらも味は100%、バターたっぷりのパイ皮、歯ごたえのあるピーカン,そしてべと付かず甘過ぎずの中味と全部そろっています。一日 中ぽいぽい口に放り込めそうで、くわばら、くわばら。

これからもどんどん写真を追加してきますので、お楽しみに。

(オリジナル英文2007年11月11日付け)
Ku Cake