Saturday, September 26, 2009

Oven Is On


今年の夏は本当に短かった! 8月の間は典型的なNYの真夏の気候で, とにかく蒸し蒸し暑かったけれど、9月の声を聞いた途端にあっと言う間に冷え込んだ。もう夜には厚い毛布が必要です。あ〜あ、これでもうトマトが熟してくれる見込み、全く無し。

でもその替わりに良いニュース。この気候はお菓子を焼くのにもってこいなのです。オーブンつけても台所がサウナに変貌する事もなく、バターを室温で置いといても溶けちゃう事も無く、パイ皮作る時、5秒毎に冷蔵庫に戻さなくても手にべたべたくっ付かない。

新しい「シーズン」の到来を記念して、焼いてみたいレシピを見つけました。はちみつケーキです。最初はいつものようにレシピ通りの分量で作ってみました。このケーキは食べた事がないので、一体どんな味に仕上がるのか興味深々。2ローフ焼いて、50人のアーティストが働いてる仕事場に持っていきました。(みんなデザートには目がないのよ。)

味見してくれた人、みんな大好評でした。自身にとっては少し甘いかなぁ〜、だったけど、蜂蜜の甘さが口に残らないからあまり気にならないみたい。口当たりがしっとり、対照的にトッピングのアーモンドがぱりぱり。 これは是非レパートリーにいれましょう!

Ku Cake

Saturday, August 8, 2009

Misunderstood...?


オクラって、なんだかかわいそう。たぶん「誤解されてる野菜」リストを作ったらトップに入るんじゃないかな、と思います。例えば昔一緒に働いてた友人の一人、オクラを見るのも嫌だと言う。何故なら子供の時、オクラと言えばくたくたになるまで煮込んだのを食べさせられてたからなんだって。まあ、彼女の拒絶反応が解らないでも無い。あのネバネバ糸を引く食べ物が苦手な人って、大勢いますよね。そんな彼女に友達としてできるだけの事がしたい。だからお誕生日に、オクラを料理してあげました。

まず丸ごとのオクラを塩気のついた熱湯で湯がきます。鮮やかな緑色に変わったなら即座に上げて、氷水につけて余熱を取ります。そしたら後はポン酢か醤油をたらし、わさびを添えて鰹節をぱらぱらっとふりました。人生が変わる程の啓示ではなかったにしろ「オクラは食べ物である」という観念を持つ事が出来たのは事実でしょう。

長く火を通せば通す程、ネバネバになります。だからなるべく調理時間を短くするのがコツ。湯がきはもちろん、さっとソテーしたり油で揚げたりするのが良いですね。とにかくシチューにはしないこと。Gumboを作るんだったら別ですが。

Ku Cake

Wednesday, August 5, 2009

Careful What You Wish for...


この前のブログで「少しばかりの眠れない夜は我慢しま〜す」なんて書いたら、途端に蒸し蒸しの夏になってしまいました!でも、おかげでトマトが色づいてきてます。

市場でもやっと真夏の野菜、果物が顔を見せ始めました。peaches, apricots, cantaloupe, corn, squash, kale, chard, green & red pepper, それに hot pepper など。でも山ほどどっさり、というには程遠いのが心配です。そろそろお彼岸で、気分的に夏は残り僅かになってしまいましたが、遅れを取り戻すよう頑張ってもらいたいな。もう少しの間、夏の味を楽しませて下さい。

Ku Cake

Saturday, July 25, 2009

Garlic Seeds


たぶん、ニンニクの「種」だと思います。ニンニクの花が終わって乾き始めた頃に穫りました。まだ実際には料理に使ってないけれど、どうしようかなぁ、と考えてるだけでも楽しい。サラダに振りかけてみようか。パスタに混ぜてみようか。マグロステーキやホタテ貝を焼いて、この真珠のような粒で飾りたい! これら、お米のサイズと丁度同じぐらい。小さいながらもしっかりニンニクの味がしますので、気をつけて。

Ku Cake

Cool Summer


今年は張り切ってトマトを9本育ててます。6本は庭に、3本は鉢植えで。いつもなら、この時期には毎日嫌になるぐらいトマトを食べてる筈なのですが、今年はどうも遅れてる。もう7月も終わりというのに、なかなか大きくならないし、ほとんどがまだ緑色のままです。

涼しい気候のおかげで、アスパラガスやグリーンピースが長く楽しめました。(冷凍庫にたっぷり保存できてます。) でも同時に、トウモロコシ、ピーマン、それからトマトがあふれるばかりになるのをまだ待っている、という状態。涼しいのはとても助かるのだけど(夜エアコン無しで寝られる!)つい天気の及ぼす「原因と結果」というものを考えさせられてしまいます。これだから市場通いはやめられない。私にとってGreenmarketは自然のバロメーター。鉄とガラスとコンクリートでできた街の外ではどうなってるのか、ちょっと覗き見させてくれる小さな窓なのです。スーパーのみで野菜や果物を買ってたら、こういう変化は気づけませんよねぇ。

8月に期待しましょう。甘くって酸っぱくって、かぶりつくと汁気がぴゅっと飛ぶおいしいトマトを食べられるのなら、少しばかりの「眠れない夜」は我慢しま~す。

Ku Cake

Tuesday, July 21, 2009

Which Fish Am I Eating Now?


何故なのか、NYのGreenmarketで獲りたてのマグロが買えるという事を考えてもみませんでした。私がイメージしてた「マグロ漁」というのが、大きな漁船で何百マイルも沖に出ていって、そこで何日もマグロを獲って即冷凍したのを魚市場に出す、というものだったからでしょう。TV番組の「Deadliest Catch」みたいな、大時化の海と戦い常に危険にさらされながら漁をしてる男達、という場面のみを想像してました。そんなわけだから、水曜の市場でBlue Moon Fishがマグロのステーキを売ってるを見た時は、えっ?ほんとに?今晩のおかずに出来るの?と嬉しくも不思議な気分でした。

普段はごく簡単に、少量のバターか胡麻油をフライパンに敷いてみじん切りのニンニクを散らして焼きます。両面に焦げ目がついたら、しゅわっとポン酢を仕上げのソースに。でも時々この写真のように、衣をつけて焼いたりもします。この衣というのが、実は粉々になった味付きポテトチップ。塩胡椒味、バーベキュー味、塩とビネガー味、ハラペーニョ味、ハニーマスタード味と、とにかく様々なフレーバーが混ざり合って、微妙な独特の味をかもしだす。食べ終わった袋の底に残ってる粉状のチップが、もったいないと捨てきれず、とにかく味にこだわらずに一緒の袋に入れて冷凍庫にためているのです。これが結構便利で、豚肉や鶏肉にも使える。その時はオリーブオイルで焼いて、バルサミコで仕上げます。

Mmm-mmm!

Ku Cake

Wednesday, May 27, 2009

All Dressed Up


時には、私のケーキ達もおしゃれしたくなるもんです。

友達から、ウェディングのレセプションに持ってきたいので何か焼いてくれないか、と頼まれました。レセプションは肩肘はらないところでざっくばらんにやる、とのことでしたが、でも結婚式は結婚式。日常茶飯事ではありませんからね。彼女は私が派手なデコレーションケーキは作らないこと知ってるけど、やはり特別なケーキをにしたい。味はともかく、見た時に「わぁ、きれい」と思われるようなのを。

この写真からではわかりませんけど、実はこれグリーンティー味のケーキなんです。それをクリームチーズ、マスカルポーネ、それから固く泡立てた生クリームを合わせて作ったフロスティングでカバーしました(自分で言うのもなんなんですが、これすごくおいしかった。)そこに抹茶の粉を散らして、Greenmarketで買っておいた、きれいなオレンジ色のnasturtium(凌霄葉蓮:のうぜんはれん又は金蓮花:きんれんか)をアレンジしてみました。結果は上々。考えてたとうりの出来映えになったのでうれしかった。参加者30人プラスということだったので、アップルクランベリーケーキをカップケーキのサイズで3ダース焼いて一緒に届けました。

さて、花嫁さんは気に入ってくれましたかどうか、だけが心配。

その夜、友達から「みんな大ヒットだったよ!!!」と感嘆符つきのメールが入ってひと安心。やれやれ。ほっとしたと同時に、こんな特別な日の演出に一役かうことができたんだ、と満足してます。参加させてくれてありがとう。

Ku Cake