Monday, May 25, 2009

Luxurious Breakfast


毎週土曜日にたつGreenmarketで、旬のグリーンアスパラ、オーガニックの卵とパンを買って帰って来たら、優雅に週末の朝ご飯づくりにとりかかります。

まずはともあれ、コーヒーをいれましょう(コーヒーのかすも、ちゃんと取っといて庭にまくんですよ。)いれてる間に、薄くオイルをぬったフライパンを火にかけ、アスパラを洗って固い根元をポッキリと折っておきます。たくさんあるから、けちけちせずにひとつかみ一気に料理しちゃいましょう。そしてコーヒーを飲みながら、ゆっくりとフライパンで焼いていきます。幾度かひっくり返して、まんべんなく焼き目をつける。焼き上がったらお皿にならべといて、今度はバターをひとかけフライパンに加えます。へりから滑らかに真ん中に落ち着き、そこで静かにたっていた泡がうっすら茶色になってくるとバターの甘い香りが漂ってきます。そこに卵をふたつ。黄身を崩さず目玉焼きにしましょう。トーストも忘れずに。

始めから終わりまで30分ぐらいかかってしまいます。でも辛抱の甲斐あり、これ、ほんとに美味しい...

Ku Cake

Thursday, May 21, 2009

Food + Friends = Feast


















久しぶりに、昔からの友達、最近知り合った友達、それに全く面識のなかった人達みんな混ぜ合わせて呼びました。最後にこんなパーティーをしたのはいったいいつだったか。とにかく暑かったことは覚えてる。だから今回は5月に開きたかったのです。まず、冬はもう去っているはず。それから夏の猛暑には、まだ間がある。さらに、庭が一番見た目の好い時期だから。立ち枯れの雑草は抜いたし、新しいお花、ハーブ、トマトの苗を植えたばかりだし、それにまだ雑草の猛撃は始まっていない。毎年、このまま庭がきれいなままでいて欲しいと願うのですが...

5月というのは、計画たてるのが難しい。何故かって、第2日曜日は「母の日」に取られてるし、第4週末は既にMemorial Day Weekend! 非公式ながら、これが夏の始まりですもんね、誰も彼もビーチへまっしぐらですよ。結局みんなが比較的自由なのがサンドイッチになった第3週末だけ、となってしまうのです。だからこの土曜日予約します、という招待状を早めに出したのです。当日は総勢27名が来てくれました。

さて、かなり気になっていたのがお天気です。週の初めはいいお天気だったのが、その日は朝から霧がかかってて一日中どんより曇り空。予報でも雷雨の確率ほとんどありで、こればかりはどうしようもないな、とちょっと諦めムードでした。せめて「雨降らせるならどうか5時から12時の間は避けて下さい!」と、てるてる坊主を作りながら祈っていたのです。そしたら何と! 最後の客人が帰ってから10分たつかたたないかという時に、外からザーっと雨の音がしてきました。 日頃の行いが良かったのでしょうかね。どうも、ありがと。

さて、これがメニューです。
Meatball Sliders(ちっちゃなハンバーガー)元同僚2人、殆ど菜食のみの人達が食べてくれてました。これは最高のお褒め言葉にあたるでしょう。
Shrimp Cocktail [cocktail sauce, lemon wedges]
Falafel [tanihi sauce]
Sauteed Spinach & Ramps
Bell Peppers in Balsamic Vinegar
Vegetable Tray [asparagus, baby carrots, broccoli, garlicky cheese dip, roasted pepper dip]
Black-eyed Peas in Basil Vinaigrette
Pasta with Roasted Asparagus & Mushrooms
Olives, Pickled Ramps
Rainbow Fruit Salad
Apple-Cranberry Cake
Brownies
Grapes, Mini Clementines

これ、毎年恒例にしようかな? みんなの顔がいっぺんに見られるのが嬉しい。それに「家」に帰る必要もないし。自宅でパーティーというのは、それが一番の理由かもしれません。

Ku Cake

Sunday, May 17, 2009

See You Later!


なんとまぁ! 先々週まだまだたくさんあって安心してたら、先週の水曜日はもうシーズンお終いになっちゃった...

何故鯖がお気に入りかと言いますと、1)サイズが小振りで扱いやすい、2)オメガ3、ビタミンDやB12がたっぷり、そしてたぶん最大の理由として、3)鱗がない!(と言う事は、このお魚はkosherなんですね)この鱗というやつ、シンクといわず台所のあたり一面に飛び散っては乾いてこびりつくんですよね。全くもって後の掃除が大変です。

その鯖が突然消える前に、丸ごとの魚を持って帰って家で幾度かおろし方の練習をしてました。最初の切り身ときたら、かなり恥ずかしいくらいに身がボロボロになってしまってた。でも何度かやってるうちにちょっとこつが解ってきたみたい。手順自体は簡単なんですよね。まず頭を切り落とす。それからお腹の下に切り込みを入れて内蔵を取り出して水洗い。後は丸ごと料理するなり、切り身にするなり自由です。なかには卵をもってたのがいたので、破れないよう丁寧に取り出して、それは南蛮風に調理してみました。ご飯がとってもすすむ味でした。

見目麗しい鯖たちよ、海水が冷たくなり空気が澄んでくる頃になったら又お目にかかりましょう。それまで、さらば。

Ku Cake

Sunday, May 10, 2009

Mother's Day


先週はずっと肌寒くて雨ばかりのお天気でしたが、今週末は待ちに待ったお陽様に恵まれました。

私の周りにいるおかあさん達みんなに、「母の日、おめでとうございます。」

Ku Cake

Monday, April 13, 2009

Doing My Part


この厚紙でできた紙コップ帯、とでも言いましょうか、熱いコーヒーを火傷せずに持ち運びできる重宝なもの、ご存知ですよね。私も時たまちょっと息継ぎに外に出てコーヒーを買ってくるのですが、気がついたらこの「帯」が少し仕事場の引き出しにたまってきてました。一回きりじゃもったいないから、じゃあまた使おうかと思いついて、バッグにひとつ入れました。

先週の金曜日の午後4時頃、外の空気が吸いたくなって、近くのBryant Parkまで足をのばす事に。雨は止んでお陽様が顔を出し、あと数時間で週末だし、いかにもああ、コーヒーが飲みたいなぁ!と言う設定です。逆らわずにちょっと列に並んで、いつもの小サイズを頼んだ際、お金と一緒にこの「帯」を差し出したのです。そこでコーヒー作ってたお店の人、ちょっと驚いたような、何なんだこれは、とでも言うような表情を一瞬見せましたが、すぐに事情を飲み込んでくすくす笑い始めたんです。

「可笑しいですか?」「いやいや、可笑しくない!」「もしかして、これ使い回ししてるのは私がお初かしら?」「ええ、初めてです!」なんて、よっぽどおもしろかったのか、それとも健気な私の行動に感動したのか、その場で1割引きしてくれました。

あはは、これでますます気分が良くなった。ほんのちっぽけなことですが、でも「千里の道も一歩から」ですよね。Reduce, Reuse, Recycleですよ〜。

Ku Cake

Sunday, April 12, 2009

Blue Moon Fish






暦の上では3月20日から春となりました。でもNYではまだまだ体の芯まで冷え込む寒さが長引いています。そんな中で、これが来ればもう春!という恒例のイベントがあるのです。それは、私のお気に入りの漁師さん達、Blue Moon Fishの出店が市場に戻ってくることです。(http://bluemoonfish.com)


この出店に通い始めるまでは、魚と言えばもっぱらチャイナタウンかUWS (Upper West Side)のFairway スーパーマーケットで買っていました。チャイナタウンは量が多めな時、たとえばパーティーでshrimp cocktail を出したい時とか、普通の店では馴染みの薄いクラゲのサラダなんかを作りたい時に最適です。Fairway は午後の遅い時間に行って、魚の切れ端やらサイコロ切りにしたものをセールで買ったりしてたのです。味には変わりがありませんからね。

そこに登場したのがこのBlue Moon Fishでした。最初はちょっとおっかなびっくりだった。なんとなく近寄り難い雰囲気でした。でも勇気を出して一回、二回と少しづつ買っているうちに、旬のお魚はなんて美味しいんだ、という事を思い出させてくれたのです。値段はそりゃスーパーに比べれば少し高めかもしれないが、でもそれだけの価値がある。

今はホタテ、サバとタラをもっぱら味わっています。調理法はいたってシンプル、もっぱら野菜と一緒にソテーするのみ。海の塩気が効いているから調味料もあまり使いません。サバは、しめさばにできるほど新鮮ですので、ちょっと時間があって贅沢したい時に作ってます。

本当に新鮮な魚を味わっているうちに、スーパーで買う魚がちょっとプールみたいな匂い、塩素臭くなってきました。だから今では魚は殆どBlue Moon Fishからだけ。という事は、1年のうち3月末から12月半ばの9ヶ月が、我が家の魚のシーズンです。じゃあ、あとの4ヶ月はどうしてるのと言ったら、これはやっぱり市場で手に入る肉類になるのですが...このトピックは、又、別の機会にゆっくりと。

Blue Moon Fishの漁師さん、有り難う、おかげで私のHDL(善玉コレステロール)はずっと高くてお医者さんにも褒められています。

Ku Cake

Sunday, March 22, 2009

Newman's Own


最近、何故か電子レンジで作れるポップコーンに執着してます。一時は大胆にポテトチップとアイスクリームを一緒に食べるなんて言う無茶なことしてましたが、やっぱり流石に怖くなって、カロリーの比較的少ないポップコーンならもっと食べられるから、かな。 唯一買うブランドは「Newman's Own」です。ご存知ポール=ニューマン夫妻が始めたチャリティー目的のブランドなのですが、最初はサラダドレッシングからスタートし、今では品目も随分増えてますよね。我が家では原則として既製品は買わないことにしてますが、でも買うんだったらやはり味が良くて好感の持てるブランドが良い。で、何故ニューマンさんなのかと言いますと、実は曰くがあるのです。

昔々、映画の事務所で働いてた時、ポール=ニューマンに会ったことがあるんです。 当時私の勤めてた編集室はブロードウェーにあるBrill Buildingの7階にありました。フロア全部借り切って、1年以上ひたすら編集だったと思います。彼はと言えば、その時同じビルの3階で Color of Money を編集してました。ある日、多分私の大ボスだったウォーレン=ビーティーを探してたのか、ふらりと立ち寄ってきたの。(キャ〜!ポール=ニューマンだぁ!!)でもボスは留守だったのでそう言ったら、 事務所の冷蔵庫の上に置いてあった Pepperidge Farm のクッキーの袋を見つけて、「これ今もらってっていいかな、あとで取り替えるから」と聞いてきた。こっちはもう、天下 のスターを間近に見られてぼ〜っとしてたから「いくらでもどうぞ!」 なんてしどろもどろに対応するのがやっとでした。 そんなことがあったのを忘れかけた頃、突然又ふらっとやってきて、「じゃ、これ。」 なんときちんと代わりのクッキーを持ってきてくれたんです。 なんて出来た人なんだろう!と感動してしまいました。それ以来ポール=ニューマンは単なるスターのみならず、尊敬できるスターとなったのです。

そのニューマンさんが亡くなったと聞いた時は、とっても悲しかった。なんか身近な人が逝ってしまったようにさえ思いました。残念です。 

スーパーでニューマンブランドの食品を見るたびに、ちょっと心がふわっとするのです。ニューマンさん、どうか安らかに眠って下さいね。

Ku Cake